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逗子海岸の流鏑馬。 [逗子とその周辺]

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11月18日、逗子海岸・流鏑馬を見物。
ひと月ほど逆戻りしたような強い陽差しの逗子海岸、
波打ち際には的の在処を示す幕、
その白地には鮮やかに染め抜かれた武田菱の紋。

二町(約218m)を駆け抜ける馬と射手、「的」はその間に三つ。
その疾走する姿は想像していたよりもはるかに速い。
会場のアナウンスを聞いていると全部で六頭のうち、
何頭かはサラブレッドらしい、速さとともに美しい。

鏑矢の当たった「的」がカーンと乾いた音を響かせる。
その音の後ろに波の音、そして低く響く馬の蹄、
海岸ならではの流鏑馬の光景。

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三つの的を見事に射止める射手もいれば、
二つ目、三つ目の的を狙う「いとま」が無く、失敗する射手もいる。
“人馬一体というじゃないか、馬ももっとゆっくり走ってやれよ”
と見物客からの声、周囲も思わず笑う。

疾走(と言う言葉が実に似合う)する馬上で、
手綱を放し矢を射る姿は見事なもの、形式の美を感じる。
驚いたのは二人(いや三人かな?)の女性の射手。
馬は少し小振りに見える、
走る速度も一番の熟達者に比べると少し遅いように見えるが、
それでも十分に速い。
馬を操り、弓を引き、矢を放つ、
その力仕事の大変さはみじんも感じさせない。
形を求め形を極める日本美の特質が、ここにも現れているのだ。

久しぶりに“格好良い”という言葉が浮かんだ。

肝心の的を射る瞬間は上手く撮ることができなかった。
カメラのオートフォーカスをオンにしたままだったので、
どのカットもみなピントが後ろに合ってしまった、失敗。
(動く被写体を追うオートフォーカス・モードもあるというのに)

はじめて見る流鏑馬は、思った以上に清々しく端正で美しかった。
装束は、鎧直衣、行縢、射沓、太刀の鞘、金糸の家紋、
そして、脇の弓と腰に差した矢、もちろん馬も立派な衣装(というのか)。
ちょっと大袈裟なようだが、
気持ちの奥の何かが揺さぶられる、そんな凛々しい美しさ、完成度が高い。

来春の鶴岡八幡宮の流鏑馬が楽しみだ。

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