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たまに、バイクに乗ると。 [オートバイ]

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土曜日の北八ヶ岳行きの脚はバイク。
で、バイクで出かけるといろいろとある。

■まず、ウェア。
八月の暑さに比べればぐっとしのぎやすくなったけれど、
この日の最高気温は東京が32.2度、
途中走り抜けた甲府でも32.1度。
まだまだメッシュジャケットの出番である。

なのに、日の暮れ始めた麦草峠、
原村を横切るエコーライン、
そして、日もとっぷりと暮れた中央道では
冷気がジワッと忍び寄る。
中央道の標高がぐんぐん下がり甲府盆地に入ると、
その「暖かさ」にホッとする。
さぁ、次に出かけるときは何を着ていこう?

■嵐のあとの道
台風が過ぎれば、高速道路はもちろんきれいになっている。
問題は木々に囲まれた山道。
北八ヶ岳の麦草峠へは、国道299号線が走っている。
夏の盛りなら、観光のクルマがひっきりなしに走るから、
道路上も自然ときれいになる。
もっとも、これは道路の真ん中の話で、
路肩付近は、やっぱり要注意!ではあるけれど。

土曜日は暑いとはいえ、すでに学校も始まったし、
夏休みはとうの昔のこと。
蓼科の別荘地を走るクルマもまばらで、
標高を上げていくと、すれ違うクルマもめっきり少なくなる。

この交通量に反比例するように
道路上に溜まった台風の置きみやげが増える。
強風で折れた木の枝、赤く枯れた松の葉の山、
そんなものがだんだんと堆積してくる。
景色に見とれて、道路の端に寄ったりすると、
思わぬところで、この厄介者に乗り上げてしまう。
まぁ、そういうところはだいたいはカーブなわけで、
それもきついカーブほど、枯れ枝、枯葉の山もうずたかい。
そんなところにうっかりはまって、
しかも慌ててブレーキを掛けると、、、

往きの八ヶ岳PAでの休憩中に、中年BMWグループに遭遇した。
いやでも耳に入ってくる会話を聞いていると、
“○○さんが、枯れ枝に乗ってしまって滑って一回転した”
“えっ!で怪我は?”
“いや、怪我はたいしたことなさそうだけど
 気分的に落ち込んでしまって、
 今日のツー(ツーリング)はやめます、ってさ”

嵐のあとだから路面には気をつけよう、という気持ちが、
このあと、より強固なものになったのは当然である。
何処の何方かは存じませぬが、
警鐘を鳴らしてくれたことに感謝。

■スピード違反!
中央道下り線、八ヶ岳PAの少し手前。
時速95キロ程度でのんびり走っていたら
突然、私の前にシルバーグレーのセダンが割り込んできた。

オイオイ、その進路変更、ちょっとマナー悪いぞ!
と思いパッシングをチカッとした瞬間、
屋根の上に赤ランプが飛び出した。
エッ!?ウソだろー!

中央道の制限速度は時速80キロ、
そりゃたしかに15キロのスピードオーバーだけど、
まわりの他のクルマも、それと同じか
いやもっと飛ばしている!!!
こんな数字で検挙されるのか、、、
ほどなく覆面パトカーの後ろの窓に
「パトカーの後ろにつけ」の電光掲示。

せっかくの楽しい楽しい休日が、
これで暗黒の土曜日になるのか、、、

徐々にスピードを落としたパトカーの後ろに
おとなしくついて、見通しの良い路肩に停車。
ああぁ、仕方ないな。
でも、降りてきた警官に無駄な抵抗とは思いつつ、
“ワタシか?”と問う。
すると、
“アナタではない!後ろのです!”

えっ!なに!後ろのクルマ???
なら、早く言ってよ!
この数分(といっても多分2、3分)の緊張感と後悔と、、、
あの焦燥感と苛立ちと敗北感は何だったのだ!

そういえば、覆面パトカーの強引割り込みの少し前に、
ときどき気紛れ的にスピードを出すワンボックスが走っていた。
とんでもなく急いでる様子も無く、
前のクルマが遅いと何となくサッと抜きたがる、そんな感じ。
そのワンボックスが、たぶん「自分」と気がついたのだろう、
赤ランプを見た途端にすっとスピードを下げて、
ワタシの真後ろに入っていたというわけだ。

それにしても、パトカーの後ろの窓に
電光掲示を出すのなら、
“2台目のクルマ、止まれ!”とか、
少しはコピーも考えて欲しいもの。
まったく、ヒヤヒヤさせるな〜

まぁ、そんなこともあったけれど、
これは安全運転を心がけよ!という啓示と受け止めて、
そのあとは、きわめて安全、そして快適に走ったのである。


と、まぁ ちょっと出かけると「違反」は番外としても色々ある。
とくに気温、湿度、風向き、といった周囲の環境に、
バイクは敏感に反応する。
いや乗っている人間がダイレクトに感じる。

トンネルを抜けた瞬間に上下する気温、
スーッと走っていても突然変わる気温、
そこはたとえばそれまでの山地から、
急に沢を横切るような道だったりする。
そして峠を越えても、空気は変わる。

こういったことは「歩き」でも、
もちろん感じるが、よりダイナミックに分かるのは
たぶん自転車とバイクだろう。
サービスエリアに着いて、ドアを開けた途端に
気温の変化に気づくクルマでは、こうはいかない。
(それはそれで、新鮮なものだけど)

ある目的のため、そこへ至るための移動手段がバイク。
と、私にとってのバイクはそうである。
走ること自体が目的のすべてではない。
だから、走ることは走ったけれど、
何かもうひとつもの足りない、ということもある。
今回のように、山でのんびりして
その行き帰りも五感が刺激されればそれに越したことはない。
たとえ、岩場の無理がたたってブーツのソールが剥がれても。

あぁ、また山がワタシを呼んでいる。のだ


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コメント 24

kita

eguchiさん  「森の静けさ」といい、本号といい、大変楽しませていただき、あ
りがとうございました。覆面パトカーの出現の場面など臨場感にあふれていま
した。私も、四輪車n幌を上げて中央高速を走りたくなりました。今後も楽しい
読み物を期待します。

なお、本日発売の週刊朝日のラングリッツのジャケットが紹介されていました。
高価なものですね、
by kita (2007-09-10 19:53) 

e-g-g

◎kitaさん いつも、ありがとうございます。
四輪車の幌、、、要するにオープンカーですね。
いいですね〜 これからの季節は最高でしょう。
でも、ほんとうに覆面は多いようです、
アクセルはほどほどに、ですね。

ラングリッツと言われても、
あの滅法高い革製ジャケット、この程度しか知りません。
まぁ、一品ずつ丁寧に作ると、高くはなるのでしょうね。
私は国産のそこそこで間に合わせてます。
と、言いますか少ないバイク経験ですから、
選択肢も判断基準も少ない、というのが実状です。
ただ、バイク用のエアバッグジャケットは着ています。
これは格好は良くないのですが、一種の保険、
いやおまじないですね。
by e-g-g (2007-09-10 20:37) 

mio

バイクに乗ってると、日差し、温度の変化、空気の湿り具合など強烈に伝わってきますね(あ、私のライディングスタイルがいい加減だからかな)
私もバイクは移動手段の1つというのが基本です
もちろん二輪を操る感覚、緊張感、季節感なども好きですが
落ち葉、マンホールのふた、センターライン、路上の落下物、そして警察には要注意!! 私も心掛けます(笑)
by mio (2007-09-10 21:50) 

響

ドキドキの数分間でした(フゥ~!)
紛らわしいなー!
その緊張感がリアルに伝わります。
不幸中の幸い?ですね。
森を貫く道を走るバイク達はかっこいいですね。
by (2007-09-10 21:54) 

barbie

季節の移り変わり、自然の敏感な変換に気づいたとき、あ〜バイクに乗っててよかったと思います。盆地での酷暑を経験してきたからこそ、峠道に入った時のひんやりした空気のありがたみがわかりますね。
私の場合、ハーレーは移動手段じゃなくて、走ることそのものが目的でして別に行き先はどこでもいいんです。ただし、行き先においしいものがあるとうれしいんですが。
スピード違反検挙されなくてよかったです。
by barbie (2007-09-10 22:02) 

HEIJI

電光掲示に先導される四輪を見たことあります。あれはイヤですねー。
自分は20年以上無事故"多"違反を続けております。いつもくだらない違反ばかりで・・・。
これからの季節、山道は枯れ葉が怖いですね。カラマツの落ち葉が敷き詰められた舗装路などかなり怖いです。
by HEIJI (2007-09-10 23:33) 

バイクで出かけると、事故、トラブル、交通違反?など、いろいろ起こります。何も起きないで無事に帰宅できると、「今日のツーリングも大成功だったな」って1人で喜んでいます。
検挙されなくて何よりでした(って、もともと違反してないですね)。警官とはいえ、一般市民を脅かすようなことをするべきではないと思います。スマートな仕事を期待したいですね。
by (2007-09-11 00:17) 

カズ−

私もバイクで出かける時はいつもウェアに悩みます。
日中の温度が30度を越える予想だとメッシュジャケットと
1枚薄いインナーを持っていくでしょう。
検挙されずに良かったですね。
「ミヨリの森」は女の子が森の精達と一緒にダム建設で
沈んでしまう森や村を守ると言う漫画映画です。
by カズ− (2007-09-11 06:42) 

e-g-g

◎mioさん
天候、土や木々や林、水音、その他諸々について、
山道を歩くときと、バイクに乗っているとき、
感じ方の差を考えます。
細やかなところまで気が向くのは、
当然、歩いているときですね。
バイクで走っているときも、
できるだけ周囲の環境の変化を敏感に感じ取りたいな、
と、思ってます。

でも、アッと思って停まって引き返すのって、
バイク、あまり得意じゃないですね。

◎響さん
初めての経験でしたけどね、
心臓に良くないですよ、まったく。
シルバーのセドグロには気をつけろ!って
良く言われてましたけど、
そういうのって、フッと忘れるんですよね〜
それに最近は車種も増えてるような、、、
ともかく、飛ばしちゃイカン!ということですね。

◎barbieさん
自然環境に敏感になる、バイクの醍醐味のひとつでしょうね。
排気ガスに敏感になる、というのもありますけどね。

おいしいものは、やっぱり大きな目的です。
今回のお昼は、蓼科蕎麦でしたけど、味がイマイチ、、、
その蕎麦屋の近くに美味しい懐石料理のお店があるんです。
以前に婿さんと走ったときは一緒に食べました。
でも、今回はひとり、食べるときだけ連れが欲しい。

◎HEIJI☆さん
今回は、電光掲示に先導される二輪をやってしまいました。
濡れ衣とはいえ、気分良くない!です。
まわりからも、あっ!あのバイク、捕まるよ!
なんて見られて、、、
ま、そのときは周りの目を気にする余裕もなかったですけどね。
軽い違反は、ある程度致し方のないことも多々、
とにかく無事故が第一です。
おたがい、安全運転で走りましょう。落ち葉に滑らないように、、、

◎akiponさん
厳密に言えば15キロの速度超過です。
仮に法定速度内だったら、慌てることも無いのでしょう。
でも、
・追い越し車線をずっと走っていた
・急な進路変更をした
とかとか、どこか自分の非を探してしまうでしょうね、きっと。
>何も起きないで無事に帰宅
これが大事ですね。
でも、バイクってなんでクルマよりいろいろ起きるんでしょうね。

◎カズーさん
インナーは必携ですね。
今回は、ま、そこまでは良いだろうと出かけました。
これが、純然たる山歩きだと、ちゃんと用意して行くんですよね。
風を切る分、バイクの方が条件も悪くなるのに、、、
「ミヨリの森」のこと、ありがとうございます。
こういうテーマがどんどん増えるのでしょうね〜
by e-g-g (2007-09-11 10:39) 

e-g-g

◎harryさん いつも、ありがとうございます。
by e-g-g (2007-09-11 10:39) 

風

記述の全てが見えるようです!
似たようなドッキリ体験や、転んで気持ちが萎えてしまった人の話・・・・・。
バイクって、いつも臨場感たっぷりに味わわせてくれるのでたまりません。
秋の野山が待ってますよ♪
by 風 (2007-09-11 12:48) 

e-g-g

◎風さん
そろそろ、秋の野山ですね。
でも、ホントにバイクっていろいろありますね。
まぁそれも楽しみのひとつとは思いますけれど、
厄介なのはいやですね〜
とくにパトカーの赤ランプ、それも目の前というのは
遭遇したくないものです。
by e-g-g (2007-09-11 15:11) 

harry

ピラタス・ロープウェイから上がっていった辺りの風景、僕も好きです。
確かに落ち葉が良く固まってますね。
前を走るクルマが路肩に寄った途端に、うわっ!っと巻き上げられたりして。

最近になって、ようやく「ふと思い立ったらすぐ停まってみる」が出来るようになりました。バイクって、なかなか立ち止まれないんですよね。
何故でしょう。。
by harry (2007-09-12 08:38) 

umi_umi

季節の変わり目・・・ 何を着て走ったらよいか、ちょっと出る前悩みますね。
朝・夕の気温の差が大きくなってきました。
・・・また風邪ひかないようにしないと(笑

それにしても、突然赤いランプ! はほんとに嫌ですよね。
前走られるのも後ろ走られるのも嫌!(笑

風や空気の感じで季節が変わってることに気が付きます。
by umi_umi (2007-09-12 17:05) 

POP

こんばんは。
ながく乗っていると、色々なことがあります。
楽しいこと、悲しいこと、
ドキドキすること、がっかりすること・・・
どんなときでも、バイクに乗ってゆきたいと思っています。

覆面パトカーの話は、確かに、一言、言いたいところですね(笑)
by POP (2007-09-12 23:04) 

e-g-g

◎harryさん
ピラタスの上の坪庭ですね。
高山植物も多いですし、あそこも良いところですね。
なにしろロープウェイで一気に400メートル以上稼げますから、
手軽に高山気分です。
夏も冬も、ずいぶんと通いました。
ロープウェイを降りて北横岳を目指すも良し、
あるいは、八ヶ岳の南面を横切って麦草峠の方へ向かうルート、
こちらもアップダウンも少なく、爽快なトレッキングが楽しめますね。

バイクには前へ前へ進む引力のようなものが働くのでしょうか?
ほんとうに停まりにくいデス。

◎海さん
これからの季節は、一週間単位で気候がどんどん変わりますね。
街にいると気づきませんけどね。
風邪ひかないように気を付けながら、タノシク走りましょ!

◎POPさん
本文にも書きましたけど、
バイクは速度が出る分、
環境の変化を感じやすいのでしょうね。
降っても止んでも、吹いても静かになっても、
暑くなっても寒くなっても、、、
そんなこんなを楽しんで乗りたいものです。
by e-g-g (2007-09-14 18:32) 

mamire

うんまぁー!
なんて失礼な赤ランプさん。
いえ、ワンボックスさん。
e-g-g さんでなくて良かったけれど、ドキッとした気持ちを落ち着かせるのって大変ですよね。
一宮を越えたところあたりから、覆面パトは要チェックなのですが、幸い、私の亭主殿は100発100中くらい、見分けるの。
これも経験かしら。
いっぱい貯金しちゃってるから。
by mamire (2007-09-17 00:00) 

e-g-g

◎mamireさん
いやぁ、貯金口座をひとつ作ってしまったか!
と、ホントにドキッとしました。
一宮あたりからは景色も開かれて、
ついついスピードも出がちですよね。
そういえば「覆面パトの青看板」出てました。
by e-g-g (2007-09-18 12:11) 

hiro

いやあ、ヒヤッと体験ですね.

北八はとても良いところですね.
渋滞する紅葉ピークより、新緑の頃や今ぐらいが一番落ち着いた感じがします.
夏から秋に変わりつつある空気の感じが、とても良く肌でわかるのが、9月上旬の八ヶ岳ですね.
by hiro (2007-09-19 09:13) 

e-g-g

◎ h i r o さん こんにちは
この季節に北八つを訪れたのは初めてです。
夏の残滓と秋の始まりが入り混じった空気、良かったです。
人も少なくほんとうに落ち着いていました。
こんなときは、季節の感じ方にも敏感になりますね。
さて、紅葉ピークも見たいものですが、
どうすれば渋滞を避けられるか?思案中です。

ヒヤッと体験は、ま、すこしはそれを思い出して、
抑止効果になる?かと。。。
by e-g-g (2007-09-19 11:30) 

micyu

八ヶ岳の雰囲気が伝わってきます。
あー、私も行かなくちゃ。今年の麦草の紅葉は何時ぐらいなんでしょうね?
by micyu (2007-09-22 21:01) 

e-g-g

◎三浦半島の住人さん
白駒池界隈の紅葉は、例年だと10月の初旬だそうです。
でも、この夏の暑さで、いつも通りに染まるか?
という感じのようです。
その頃の再訪を狙っているんですけどね、
運良く仕事が空けばの話ですけど。
by e-g-g (2007-09-23 10:43) 

coco

こんにちは♪

主人のお休みの関係でなかなかベストシーズンには行けないのが悲しいこの頃ですが、先日八ヶ岳に行ってきました♪
結構暑かったですが、やっぱり恋しい山山です。
何度出かけても飽きません!
ツーリングの人が沢山。
この中にもしかしてe-g-gさんがいらっしゃるのでは?と思っちゃいました。
風を切って走るバイク。羨ましいで~~す(*^_^*)
これからベストシーズン。いいですね...(嫉妬)
by coco (2007-09-25 16:43) 

e-g-g

◎cocoさん
行けた日がベストシーズンではないでしょうか?
と、これは、なかなか日程調整ができないワタシの
負け惜しみ。。。
でも、どんな季節でも山は良いですよね。
真っ盛りを少し過ぎて、次の季節の気配が感じられる、
そんな時も良いものです。
あぁ、山に住みたし!

風を切って走るバイク、いいでしょー
暑いのも寒いのも、すべてダイレクトに感じられます。
我慢強くなります、ハイ。
by e-g-g (2007-09-25 20:03) 

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