So-net無料ブログ作成
検索選択

『光の春』 [水彩画とスケッチ]

20161025_zushi_umi_640.jpg

友人から九州・宮崎で開かれる「まちかどギャラリー」というイベントに誘われた。

逗子やその周辺の絵を何点か送れとの依頼。
記憶の中の「逗子の絵」を思い浮かべながら、
他の絵もあれこれひっくり返していると、これが現れた。
一年以上も前のこの絵、実は描いたことも忘れていた、、、

場所は神奈川県逗子の披露山公園。
かつては海軍の高射砲台が据えられていたという一風変わった公園。
海抜は90メートルを超え、とにかく眺めは素晴らしい。

その公園の端から逗子・葉山の海を見下ろし、目にとどいた光。
もちろん見たままの風景ではなく、記憶に残った光の残映。
季節は春、心地良い南風は今の時季に的外れではあるけれど、
思い出しついでに、ということで。

nice!(46)  コメント(8) 
共通テーマ:アート

逗子、秋日記。十月二十三日・みずすまし [日々の記録]

20161023_tagoegawa_sup.jpg

逗子海岸のいちばん南寄り、そこに流れ込むのが田越川。
写真はその河口からほんの2、300メートルの地点。
幾つものSUPが静かな川面を滑るように進む。
長閑な秋の昼下がり、スイースイー

音もなく  ミズスマシの  秋日和


nice!(42)  コメント(7) 
共通テーマ:地域

逗子、秋日記。十月二十三日・岩殿寺 [日々の記録]

20161023_gandenji_1.jpg

岩殿寺(がんでんじ)は逗子の久木(ひさぎ)にある。
創建は古く721年、花山法皇、後白河法皇も参詣したとされている。
まぁ、明治ですら大昔なのだから、
1300年も昔のことなど、考えるだけで目眩を覚える。

鎌倉や逗子には、谷戸の奥や山の上に建つお寺がいくつもある。
この岩殿寺も住宅街を抜けて山門に辿りつくと、
その先にけっこう急な石段が待っている。
十月も下旬というのにちょっと汗ばんでくるほどの段数。
が、あえいで登った高台から見下ろす眺めは、
遠くに海を望む遠近感といい高度感といい、なかなかに魅力的だ。

もちろん、眼下に広がる逗子の街を視界から消すことはできない。
でもニンゲンは想像する動物でもある。
無理を承知で街の気配を消し、千年の昔をイメージする。
まぁ、頼りない想像力ではあるけれど。

20161023_gandenji_2.jpg

観音堂から降りる途中、日向ぼっこ中のカマキリを発見。
彼(あるいは彼女)は鎌倉時代にもこんなふうに陽を浴びていたのだろうか?


nice!(18)  コメント(2) 
共通テーマ:地域

秋日記 [日々の記録]

20161018_hiroyama_susuki_s.jpg

:秋日記:
もう少しススキがあれば、もう少し秋っぽくなるのに、、、
それでも四季折々の、この高台から眺めに惹かれる。

夏日の18日、逗子・披露山から葉山方面を見る。
東京から移って四年と少し、この眺めが身近にあることに感謝。

nice!(35)  コメント(9) 
共通テーマ:地域

「空から降る音楽、静かな時」 [水彩画とスケッチ]

20161013_kotsubo.jpg
モーツァルト、クラリネット協奏曲イ長調 K.622第2楽章。

この旋律が聞こえてきそうな長閑な秋空。
そんな心静かな秋もつかの間、今日は木枯らしの気配すら感じる。
今年の秋は何処へ行ってしまったのだろう。

秋らしい一日を思い出しながらの一枚。
「空から降る音楽、静かな時」(逗子・小坪港)
F6(39×31cm) 水彩

nice!(39)  コメント(8) 
共通テーマ:アート

SUN & MOON [日々の記録]

20161007_sun_&_moon.jpg

イラストレーターの大石香織さんの個展「SUN & MOON」、
場所は稲村ヶ崎のgiogio factory、会期は10日まで。
混んだ江ノ電はたまらん!と、昨日(金曜日)そそくさと出かける。

“描かない絵”もあるけれど、おおよそ絵は描くことが多い。
見たとおりであろうが、想像の世界であろうがまずは描く。

紙の上に思い通りに線が引けたときの快感、
ふわっと広がる絵の具の滲み、
そんな楽しさが無かったら絵なんて描けない、と思う。

締め切りやら何やら、いろんなことがあるだろう、
でも、きっと楽しく描いているんだろうな、
肝心の絵の本質からは離れてしまうけれど、
そんなことを想像をしながら優しく丁寧な仕事を拝見した。


会場のgiogio factory はイラストレーターの伊藤正道さんのアトリエ兼ギャラリー。
伊藤さんの絵や仕事は、きっと見た人も多いと思う。
じつは伊藤さんとはもう20年近くも前、
仕事場のあったマンションで、ときおり顔を合わせていた。
富ヶ谷(渋谷区)の住宅街のちょっと洒落たマンション、
その中庭を挟んで伊藤さんの事務所とは反対側に私の事務所があった。

そして伊藤さんが2012年に亡くなられたことを、一昨日まで知らなかった。
たまたま同じ建物に事務所があっただけの縁ではあるが、
中庭の向こう、ガラス窓越しに見えた制作中の伊藤さんの姿はよく覚えている。

現在、giogio factory を運営されている姉上様から当時の、
また稲村ヶ崎にアトリエを作られてからの画風の変化など
いろいろなお話しを伺った。

これも何かの縁、しみじみと感じ入る秋の一日。

nice!(37)  コメント(4) 
共通テーマ:アート

久しぶりの夕陽、逗子。 [日々の記録]

20161002_iijima.jpg

日中の陽差しはまだ熱を帯び、
くわえて夏の名残のような湿気も漂っている。
それでも久しぶりの夕焼けだ。
こんな光景を見るとやはり描きたくなる。
といっても、海に反射するオレンジの波動をどう描いたものだろう。

逗子・飯島公園より相模湾の眺め。
水平線の中央よりわずか右に江ノ島。

nice!(43)  コメント(9) 
共通テーマ:地域

悪天候 [日々の記録]

20160907_kotsubo_640.jpg

東京に住んでいた頃、
たまの旅行では、何はともあれ天候の良いことを願ったものだ。
夏も冬も信州などの山へ向かうことが多かったが、
旅先で運悪く?雨が降ったりすると、旅の楽しみも半減してしまう。
ましてや子ども連れの家族旅行では、この天候問題はとても大きかった。

ところが、海の近くに住むようになると、この悪天候も一概に悪とは言えなくなる。
荒れ出した海は、その奥に潜めていたエネルギーを見せつけ、
心地良い風景に慣れてしまった眺めのパターンを、よいしょとひっくり返してくれる。
もっともっと厳しい自然環境に住む人々からすれば、
何を今さらということではあるが、
これも東京暮らしではなかなか得られない感覚の目覚めるひとときだ。

写真は台風の近づく一昨日(7日)、逗子・小坪の海。
明日はもっと荒れるかもしれない、この場所にまた来てみようか、
いやいや風に飛ばされても困るし、ずぶ濡れも嫌だし、、、
ゴーゴーと響く風の音を聴きながら、ただ海を見つめる。

nice!(43)  コメント(12) 
共通テーマ:地域

鎌倉の海と“Becom Ocean” [日々の記録]

20160725_kamakura_kaigann.jpg

日曜日、ペダルを漕いで海辺の公園へ。
今どきにしては珍しい乾いた空気が気持ち良い。

場所は逗子マリーナ横の飯島公園、50歩も歩けば鎌倉。
そこについ最近サイクルステーションが出来た。
そのベンチの屋根が陽差しを遮ってくれる。
夏にはありがたい。

目の前には鎌倉の海越しに、由比ガ浜や材木座が見える。
ときおり風に乗って浜辺の賑わいも聞こえる(気がする)。
湖のように穏やかな海には、SUPがミズスマシのように浮かぶ。
ただ、水上バイクの爆音はちょっと気になるなぁ。

20160725_become_ocean.jpg

そんな海を眺めながら“Becom Ocean”を聴く。
作曲はジョン・ルーサー・アダムズ、初演は2013年シアトル。
要するにばりばりの現代曲だ。

海と音楽といえば、
反射的にドビュッシーの「海」を思い浮かべる。
飜って、この作品には「いちばん新しい海はこれだ!」、
素直にそう納得してしまうエネルギーが溢れている。

深い海の巨大な水圧を感じさせる重低音と、
合間に見え隠れ、いや聞こえ隠れする水中の微かな波動。
切れ目無く演奏される42分は、いわば深海へのひとときのトリップ。

この日のような静かな鎌倉の海とは、ミスマッチかもしれない。
でも、その目の前の海も遙か彼方は大海に繋がっている。
ときに台風でも来れば、何千マイルをも越えて大きなうねりがやってくる。
海辺はそんな生きた海を感じる入口なのだ。

作曲も指揮も演奏も、こんなに高度な表現が出来るのか、と驚くばかりだし、
なんといっても現代音楽だけあって、
気持ち良く心地良いサウンドが耳をくすぐるわけでもない。
でも、海や自然に潜んでいる力を、私たちはまだまだ表現し尽くしてはいない!
そんなふうに思わせてくれる音楽と思う。

こちらはYoutubeにアップされたもの。
映像と5.1サラウンドの組合せが望ましい、とのことだけど、
MP3に圧縮された音源でもそれなりに楽しめる。
できればしっかりとしたオーディオシステムで、
あるいは、ある程度のパフォーマンスを持ったイヤフォンでどうぞ。

ジョン・ルーサー・アダムズのサイト、ここでも聴けます。

nice!(64)  コメント(15) 
共通テーマ:音楽

「すみわたらむ」日本画と木彫の二人展。 [絵の周辺と展覧会]

20160707_sumiwataramu.jpg 20160706_ishiwatari.jpg


ブログの記事を拝見して訪ねた作品展。
JFさん、ありがとうございました。

明と暗、粗と密、静と動、、、それらはどんな表現にも欠かせない対比の概念。
絵画などの視覚表現はもちろん、音楽でも言葉の世界でも欠かせない。
肝心なのは、お互いがお互いを引き立てる関係になっていること。
対立ではなく対比。

吸い込まれそうな水の波紋、そこに見える静かなエネルギーと情感。
静謐でありながら、はっきりと聞こえる水の音、
これは天内純子さんの日本画(というジャンルも気にならないけれど)。

時に肉感的にも見える木の持つ原始的な生命力、
木はこんなにも雄弁に命を語っているのだよ、
と、目の前に見せてくれる木彫作品。作者は古川葉子さん。

そのお二人の作品の対比が、五感を心地良く刺激する素敵な作品展だった。
心地良い海風が吹き抜ける会場の古民家スタジオも、うってつけの舞台装置だ。
畳に座って、出来ることなら寝そべって見たい、
そんな居心地の良さを感じる展示だった。
なにより「二人展」の意図・意味がはっきりと伝わってくる、これが良かった。

『すみわたらむ 天内純子×古川葉子 日本画・木彫二人展』
鎌倉は由比ガ浜大通りの「古民家スタジオ・イシワタリ」
http://ishiwatari.jimdo.com/
会期は10日(日)まで。
さほど暑くなかった昨日、訪ねて良かった。

nice!(48)  コメント(2) 
共通テーマ:アート