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逗子、秋日記。十月二十三日・岩殿寺 [日々の記録]

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岩殿寺(がんでんじ)は逗子の久木(ひさぎ)にある。
創建は古く721年、花山法皇、後白河法皇も参詣したとされている。
まぁ、明治ですら大昔なのだから、
1300年も昔のことなど、考えるだけで目眩を覚える。

鎌倉や逗子には、谷戸の奥や山の上に建つお寺がいくつもある。
この岩殿寺も住宅街を抜けて山門に辿りつくと、
その先にけっこう急な石段が待っている。
十月も下旬というのにちょっと汗ばんでくるほどの段数。
が、あえいで登った高台から見下ろす眺めは、
遠くに海を望む遠近感といい高度感といい、なかなかに魅力的だ。

もちろん、眼下に広がる逗子の街を視界から消すことはできない。
でもニンゲンは想像する動物でもある。
無理を承知で街の気配を消し、千年の昔をイメージする。
まぁ、頼りない想像力ではあるけれど。

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観音堂から降りる途中、日向ぼっこ中のカマキリを発見。
彼(あるいは彼女)は鎌倉時代にもこんなふうに陽を浴びていたのだろうか?


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秋日記 [日々の記録]

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:秋日記:
もう少しススキがあれば、もう少し秋っぽくなるのに、、、
それでも四季折々の、この高台から眺めに惹かれる。

夏日の18日、逗子・披露山から葉山方面を見る。
東京から移って四年と少し、この眺めが身近にあることに感謝。

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SUN & MOON [日々の記録]

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イラストレーターの大石香織さんの個展「SUN & MOON」、
場所は稲村ヶ崎のgiogio factory、会期は10日まで。
混んだ江ノ電はたまらん!と、昨日(金曜日)そそくさと出かける。

“描かない絵”もあるけれど、おおよそ絵は描くことが多い。
見たとおりであろうが、想像の世界であろうがまずは描く。

紙の上に思い通りに線が引けたときの快感、
ふわっと広がる絵の具の滲み、
そんな楽しさが無かったら絵なんて描けない、と思う。

締め切りやら何やら、いろんなことがあるだろう、
でも、きっと楽しく描いているんだろうな、
肝心の絵の本質からは離れてしまうけれど、
そんなことを想像をしながら優しく丁寧な仕事を拝見した。


会場のgiogio factory はイラストレーターの伊藤正道さんのアトリエ兼ギャラリー。
伊藤さんの絵や仕事は、きっと見た人も多いと思う。
じつは伊藤さんとはもう20年近くも前、
仕事場のあったマンションで、ときおり顔を合わせていた。
富ヶ谷(渋谷区)の住宅街のちょっと洒落たマンション、
その中庭を挟んで伊藤さんの事務所とは反対側に私の事務所があった。

そして伊藤さんが2012年に亡くなられたことを、一昨日まで知らなかった。
たまたま同じ建物に事務所があっただけの縁ではあるが、
中庭の向こう、ガラス窓越しに見えた制作中の伊藤さんの姿はよく覚えている。

現在、giogio factory を運営されている姉上様から当時の、
また稲村ヶ崎にアトリエを作られてからの画風の変化など
いろいろなお話しを伺った。

これも何かの縁、しみじみと感じ入る秋の一日。

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久しぶりの夕陽、逗子。 [日々の記録]

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日中の陽差しはまだ熱を帯び、
くわえて夏の名残のような湿気も漂っている。
それでも久しぶりの夕焼けだ。
こんな光景を見るとやはり描きたくなる。
といっても、海に反射するオレンジの波動をどう描いたものだろう。

逗子・飯島公園より相模湾の眺め。
水平線の中央よりわずか右に江ノ島。

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悪天候 [日々の記録]

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東京に住んでいた頃、
たまの旅行では、何はともあれ天候の良いことを願ったものだ。
夏も冬も信州などの山へ向かうことが多かったが、
旅先で運悪く?雨が降ったりすると、旅の楽しみも半減してしまう。
ましてや子ども連れの家族旅行では、この天候問題はとても大きかった。

ところが、海の近くに住むようになると、この悪天候も一概に悪とは言えなくなる。
荒れ出した海は、その奥に潜めていたエネルギーを見せつけ、
心地良い風景に慣れてしまった眺めのパターンを、よいしょとひっくり返してくれる。
もっともっと厳しい自然環境に住む人々からすれば、
何を今さらということではあるが、
これも東京暮らしではなかなか得られない感覚の目覚めるひとときだ。

写真は台風の近づく一昨日(7日)、逗子・小坪の海。
明日はもっと荒れるかもしれない、この場所にまた来てみようか、
いやいや風に飛ばされても困るし、ずぶ濡れも嫌だし、、、
ゴーゴーと響く風の音を聴きながら、ただ海を見つめる。

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鎌倉の海と“Becom Ocean” [日々の記録]

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日曜日、ペダルを漕いで海辺の公園へ。
今どきにしては珍しい乾いた空気が気持ち良い。

場所は逗子マリーナ横の飯島公園、50歩も歩けば鎌倉。
そこについ最近サイクルステーションが出来た。
そのベンチの屋根が陽差しを遮ってくれる。
夏にはありがたい。

目の前には鎌倉の海越しに、由比ガ浜や材木座が見える。
ときおり風に乗って浜辺の賑わいも聞こえる(気がする)。
湖のように穏やかな海には、SUPがミズスマシのように浮かぶ。
ただ、水上バイクの爆音はちょっと気になるなぁ。

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そんな海を眺めながら“Becom Ocean”を聴く。
作曲はジョン・ルーサー・アダムズ、初演は2013年シアトル。
要するにばりばりの現代曲だ。

海と音楽といえば、
反射的にドビュッシーの「海」を思い浮かべる。
飜って、この作品には「いちばん新しい海はこれだ!」、
素直にそう納得してしまうエネルギーが溢れている。

深い海の巨大な水圧を感じさせる重低音と、
合間に見え隠れ、いや聞こえ隠れする水中の微かな波動。
切れ目無く演奏される42分は、いわば深海へのひとときのトリップ。

この日のような静かな鎌倉の海とは、ミスマッチかもしれない。
でも、その目の前の海も遙か彼方は大海に繋がっている。
ときに台風でも来れば、何千マイルをも越えて大きなうねりがやってくる。
海辺はそんな生きた海を感じる入口なのだ。

作曲も指揮も演奏も、こんなに高度な表現が出来るのか、と驚くばかりだし、
なんといっても現代音楽だけあって、
気持ち良く心地良いサウンドが耳をくすぐるわけでもない。
でも、海や自然に潜んでいる力を、私たちはまだまだ表現し尽くしてはいない!
そんなふうに思わせてくれる音楽と思う。

こちらはYoutubeにアップされたもの。
映像と5.1サラウンドの組合せが望ましい、とのことだけど、
MP3に圧縮された音源でもそれなりに楽しめる。
できればしっかりとしたオーディオシステムで、
あるいは、ある程度のパフォーマンスを持ったイヤフォンでどうぞ。

ジョン・ルーサー・アダムズのサイト、ここでも聴けます。

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高校美術部のOB展・2016 [日々の記録]

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高校美術部OBの合同展が昨日から始まった。
逗子、鎌倉の四季を描いた水彩画を6点、出品。
海を描いた絵が無く、並べてみるとやはりひとつくらい海が欲しかった。

この美術部に籍を置いていたのは、もう半世紀近くも昔のこと、
実にノンビリとしておおらかな部活だった。
そのときの顧問の先生を中心に年に一度の展覧会である。
かつて都合十年ほど顧問をされていた先生も、昨年には米寿を迎えられた。
その先生のもと美術部に在席していた生徒たち、今回は20名が参加、
平均年齢は69.8歳、ワタシはまだ若い、、、
ともかく、みな60代から70代、なんとも時は流れる。

第17回 南期会展
*横浜・吉野町市民プラザ
 横浜市南区吉野町5-26
 地下鉄ブルーライン吉野町駅より徒歩3分 京急・南太田駅より徒歩5分
*3月22日〜3月28日 10:00〜18:00 最終日は〜16:00
 (私は24日から28日までの午後、会場に居ます)

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鎌倉、妙本寺の紅葉。 [日々の記録]

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木枯らし吹きすさぶ年の暮れはどこへやら、
暖かい陽差しに誘われて、久しぶりに鎌倉の妙本寺を訪ねる。
7月に盛りのノウゼンカズラを見て以来だから五ヶ月ぶり。

小高い丘や低い山の雑木林の紅葉、
お寺や神社の境内の色づいた木々、
公園を明るく彩る背の高い銀杏、
さらには、角を曲がるとパッと目に飛び込んでくる家々の楓、
そんなこんなが渾然一体となった初冬の鎌倉や逗子は、
ひととき色彩の祭りのようだ。

もちろん、惚れ惚れするほど美しい紅葉は全国にあるわけで、
そんな名所を訪ねてみたい気も少しある。
それでも、身近に自然の色彩が溢れているのはありがたい。

妙本寺の紅葉、今年はちょっと遅いようだ。
去年の同じ頃にはすでに散っていた二天門脇の楓も、
今年はまだ黄色く色づいた状態で、散るのはまだ先と思える。
ただ、紅くなるはずの葉が今年はやけに黄色い。
このまま紅葉せずに黄葉のまま終わってしまうのかもしれない。

写真は祖師堂横の様子、この3~4日がピークと思う。

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これはちょうど一年前のスケッチ。

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鎌倉、覚園寺の紅葉。 [日々の記録]

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鎌倉二階堂の覚園寺は紅葉の名所らしい。
らしいと書いたのは、その人気は聞いていたものの、
まだ訪れることがなかったから。

鎌倉駅から歩くべきかバスに乗ってしまうか?
一瞬迷ったものの「大塔宮行き」のバスがちょうど来てしまった。
(この大塔宮から覚園寺までは歩いて7〜8分)
晴天の土曜日、歩こうがバスに乗ろうが時間はさほど変わらないだろう、
その予想どおりに渋滞の若宮大路をバスはゆっくり進む。

本堂(薬師堂)、地蔵堂、手入れの行き届いてそれでいて野趣のある境内、
この覚園寺では、そのなんとも言えず心地良い空気の中を約50分、
お寺の僧の案内を聞きながら拝観する。
いわば拝観ツァーというわけで、
これに参加しなければ、このお寺の良さには何も触れられない。

肝心の紅葉(これが目当てで訪れたのだ)は、見事なものだった。
ちょうど一年前に訪れた獅子舞の谷は山の中の紅葉、
このお寺は自然と人の手がバランス良く調和し、そしてずっと守られてきた紅葉。
秋色に染まったモミジ、銀杏、メタセコイア、そして緑のままのクスノキ、
それらの木々の葉の重なりに初冬の陽差しが透ける。

こんなに見事な紅葉、だれでもカメラを向けたくなるところだが、
この覚園寺の境内は撮影禁止である。
カメラを向けられるのは、拝観受付の建物の前まで。

ちなみにスケッチはどうなのだろう?とちょっと思ったけれど、
ツァー形式の拝観ではそれも叶わない。
でも、そんな抑制がこのお寺の静けさと深さをつくっているのだ。

葉が落ちる前に、もういちど行ってみたい!

*写真は拝観受付所前の紅葉、ここだけでもカメラマン多し。

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逗子の夕景と音楽とのあいだに、関係は無いけれど。 [日々の記録]

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村上春樹の『意味がなければスイングはない』を持ち出すまでもなく、
心地良いサウンドに身を任せるだけが、音楽の聴き方ではない、と思う。

屋外でイヤフォンを耳にすることは滅多にない。
少しでもちゃんと聴こうという、かすかな抵抗かもしれないが、
ともかく耳あたりの良い、あるいは聴き馴染んだ旋律やリズムに
たんに身を任せて聴き流すことに、どこか抵抗を感じる。(なんだか硬いなぁ)

とはいうものの、カラスのトスカを聴けば心揺さぶられ、
モーツァルトのクラリネット協奏曲に涙腺は緩み、
石川さゆりの「天城越え」に情念?を掻きむしられる、、、
(そういえばこの風景、海の向こうに小さく見えるのは天城山)

つまるところ人は「音」に感情を左右されるのも事実ではある。
問題は「何」が気持ちを動かすのか?
それを読み取る、いや聴き取る力なのだ。(ますます硬い!)

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午後、久しぶりにブラームスのシンフォニーの2番を聴いた。
これまで繰り返し聴いてきた第2番。
精緻を極めたリズムの処理にあらためて耳を傾ける。

聴き終えて、ふと夕陽が見たくなり近所の丘に向かった。
雲もなく、劇的な夕景にはほど遠いけれど、
地上近くのオレンジ色から青い空へのグラデーションは、やはり気持ち良い。
ブラームスを聴いた後の幸福感には似合う夕景だった。

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