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秋に描く春。子安の里 [水彩画とスケッチ]

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去年の春、右側の白い家は無かったような気がする。
今年の春、白い家は日差しを浴び気持ちよさそうだった。
今年の夏、手前の緑地には工事車輌が入っていた。

場所は湘南国際村近くの子安の里(のだいぶ外れ)。
同じところを何度か訪ねているが、そのたびに少しずつ風景が変わる。
が、うららかな春の午後には劇的な気配は何もない。
それでも、なぜか気持ちを惹かれる。
その惹きつけるものは何なのかを確かめつつ、
秋晴れの日に春を描く、今年4月5日の子安の里。

F6(400×310cm) ウォーターフォード・ホワイト 水彩

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春、子安の里。(横須賀市) [水彩画とスケッチ]

20170513_koyasunosato_640.jpg

湘南国際村は道路も街区も整備され、晴れた日などとても気持ちがよい。
ではあるが、バブルの終焉とともに計画の多くが頓挫したと聞く。
心地良い風に吹かれながら、そんな整備された“村”を眺めていると、
ここが開発されずに里のまま残っていたら、どんな姿なのだろう、
と、つい夢想する。

その湘南国際村に隣り合う、4月初めの“子安の里”。
この絵の中に桜は一本だけ、それも色鉛筆で描いたら
どこにあるか分からなくなってしまった。
まぁ、でもよい。春だから。

F3(21.5×28cm) 色鉛筆

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『秋景・葉山 茅山荘 門前』 [水彩画とスケッチ]

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葉山といえば海を思い浮かべるけれど、
海岸を少し離れれば、里山の趣が色濃く残っている(場所も多々ある)。

三ヶ月と少し前、去年の暮れの葉山・茅山荘。
紅く染まった門前の美しさに見惚れていると、
“今年はいまひとつの色づき、三年、いや四年前かな~、
  それはそれは見事だった”
と地元の人の話し声が聞こえた。
いや、今年だって十分に美しいとは思いつつ、
そんな声を耳にすると、やはりその“見事さ”を見たくなる。

この界隈もそろそろ季節到来、
山にポッポと咲く桜香を探しに行こう。
杉の花粉よ静まれ!と念じながら。

『秋景・葉山 茅山荘 門前』
F6(40×31cm)水彩・ウォーターフォードホワイト

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『鎌倉、坂ノ下の出漁』 [水彩画とスケッチ]

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鎌倉の由比ガ浜に注ぐ稲瀬川、ここから稲村ヶ崎までを坂ノ下という。
これまであまり意識して来なかったためよく知らず、
少し調べてみたら、どうやらそういうことらしい。

浜には漁具倉庫が並び、陸に上がった漁船が何隻も休んでいる。
夏になると海の家が建ち並ぶ由比ガ浜とは地続きだが、趣はだいぶ違う。

三ヶ月前、去年の11月初めの坂ノ下の一景。
朝方までの雨があがり、明るい陽差しの降り注ぐひととき。
若い漁師が“今日の漁は上出来!カサゴも獲れたしね”
と話す傍ら、また一隻が沖に向かった。

F6(40×31cm) 水彩

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久しぶりの逗子スケッチ。 [水彩画とスケッチ]

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この道を真っ直ぐに3分も歩けば海に出る。
逆にすぐ後ろには郵便局や商店街がある。
ちょっと気になる古書店もある。

そんな通りを数分歩けば、雰囲気がパッと変わる、
この街のサイズが嬉しい。
それになんといっても空の広さが嬉しい。

冬至の頃に比べたら明るさも強さも三割増し(のような気がする)、
そんな春間近の海への道、逗子6丁目付近。

A4(29.7×21cm) ペン+水彩

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『街のリズム、江ノ電。鎌倉・腰越』 [水彩画とスケッチ]

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江ノ電は藤沢と鎌倉を33分で結ぶ。
この間はほぼ10キロだから、平均速度は20km/hに届かない。
料金は藤沢〜鎌倉が300円。
ちなみにJRの運賃は10キロまでが200円だから割高である。

そんな江ノ電に初めて乗ったのは1970年か71年。
小さな電車が民家の軒先すれすれを走ること、
木の床に染みこんだオイルの僅かな匂い、
それくらいの記憶しか残っていない。
そのスレスレは今も変わらず、
「木の床」の車輌は運が良ければ、今でも乗ることが出来る。

逗子に住むようになって、ほぼ半世紀ぶりに江ノ電も利用するようになった。
いずれ路線各地の風景も描こうと思い、さてどこから描こうか?
海あり、山?あり、トンネルも多々、名所になった駅もある。
そんななかで、まずは腰越の街を走る江ノ電を選んだ。

この姿が今の江ノ電らしいかどうかはともかく、
街のリズムを刻んで走る電車の姿に気持ちが惹かれた。

F4(34×24cm) 水彩

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『光の春』 [水彩画とスケッチ]

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友人から九州・宮崎で開かれる「まちかどギャラリー」というイベントに誘われた。

逗子やその周辺の絵を何点か送れとの依頼。
記憶の中の「逗子の絵」を思い浮かべながら、
他の絵もあれこれひっくり返していると、これが現れた。
一年以上も前のこの絵、実は描いたことも忘れていた、、、

場所は神奈川県逗子の披露山公園。
かつては海軍の高射砲台が据えられていたという一風変わった公園。
海抜は90メートルを超え、とにかく眺めは素晴らしい。

その公園の端から逗子・葉山の海を見下ろし、目にとどいた光。
もちろん見たままの風景ではなく、記憶に残った光の残映。
季節は春、心地良い南風は今の時季に的外れではあるけれど、
思い出しついでに、ということで。

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「空から降る音楽、静かな時」 [水彩画とスケッチ]

20161013_kotsubo.jpg
モーツァルト、クラリネット協奏曲イ長調 K.622第2楽章。

この旋律が聞こえてきそうな長閑な秋空。
そんな心静かな秋もつかの間、今日は木枯らしの気配すら感じる。
今年の秋は何処へ行ってしまったのだろう。

秋らしい一日を思い出しながらの一枚。
「空から降る音楽、静かな時」(逗子・小坪港)
F6(39×31cm) 水彩

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霧の朝、逗子・小坪港。 [水彩画とスケッチ]

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寒さが緩んだ春先のある日、濃い霧が逗子を覆った。
近所の丘も家並みも、乳白色の湿った空気の向こうに隠れたまま。
思い立って、小坪港の様子を見に行く。
濃霧のピークは逃してしまったが、
それでも、いつもとは違う白灰色の光景を見せてくれる。

海を仕事場にしている人々には迷惑な霧かもしれないが、
幻想的な光景はまるで映画のワンシーンのようだ。
晴れ上がった明るい空は気持ち良いが、
ときには、この朝のようなアンニュイなシーンも良いもの。

『霧の朝』
F6(40×31.5cm)ホワイトワトソン 水彩

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今ごろになって葉桜、鎌倉・光明寺。 [水彩画とスケッチ]

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霧雨に濡れながら、ポッポッと咲く紫陽花の花、
乳白色の光の中で控え目な薄紫が浮かぶ。

そんな時期に何とも季節はずれな桜の絵。
場所は鎌倉の材木座にある光明寺。
ここは桜の名所としてもよく知られていて、
年季の入った木々に咲く桜は見応えがある。

が、今年はその見頃を外してしまい、
慌てて訪れた日(4月12日)は、すでに葉桜・・・
いつでも歩いても行ける距離、
その安心感がチャンスを逃したのかもしれない。

見たのも遅ければ、描くのも時期外れ、、、
来年は外さないようにしよう。

『鎌倉・光明寺の葉桜』 
F6(31.5×39.5cm) Montval CANSON 水彩

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