So-net無料ブログ作成

五姓田義松展 [絵の周辺と展覧会]

20151027_goseda.jpg

『没後100年~ 五姓田(ごせだ)義松 ー最後の天才ー』、
先週末、葉山に住む友人の木版画家から“これは凄いぞ!”と知らせがあった展覧会。
NHKの日曜美術館で取り上げていたらしいが、
うっかり見損なってしまったので、正真正銘の初見である。

“ 1855年(安政2年)、江戸に生まれる。英国人報道画家
 チャールズ・ワーグマンに10歳の頃より師事、10代後半
 には本格的な西洋絵画技術を身につけ販売を開始。明治
 政府、皇室の仕事をつとめ、パリでは日本人初のサロン
 入選。明治期最高の洋画家である。”(「鑑賞の手引き」より)

20151027_rekisihakubutsukan.jpg


タイトルの“最後の天才”という言葉の意味はさておいて、
あるはあるは、展示点数636点!!!
マッチ箱ほどの小さなスケッチから、ほぼ等身大の肖像画まで、
画材も、鉛筆、水彩、油彩、と多様。

とくに目を引かれたのが、
十代後半から二十代にかけての鉛筆画と水彩画。
手当たり次第というと言葉が悪いが、
身の回りのモノや風景、それと人物、さらには動物も、とにかく良く描いている。
そして、そのどれもがスタイルなど気にせずに、
見て感じたことを素直に描き、そして上手い。
もちろん技があるから出来ることではあるけれど、
いったいどんな子ども時代を過ごしたんだろう?と思ったりもする。

思いのほか鮮やかな水彩画の発色にも驚く。
水彩絵の具の色は100年以上経っても褪せないのだろうか???
ただ、重い重い図録の色が悪い!
いま描いたような水彩画の鮮やかさが印刷ではぼけてしまって、、、
まぁ、1800円でこれだけの図版の数だから贅沢は言えないかもしれないけれど。

展示点数が多く、作品保護のため暗めの照明、それとそれなりの混雑、、、
ではあるけれど、久しぶりに収穫の多い展覧会でした。

さぁ、義松の絵にこれだけ刺激されてはたまらない、
もっと描くのだ!と、単純なワタシでした。

『没後100年~ 五姓田義松 ー最後の天才ー』
11月8日まで・神奈川県立歴史博物館 入館料900円、ただし65歳以上は100円!

nice!(60)  コメント(11) 
共通テーマ:アート

nice! 60

コメント 11

mimimomo

こんばんは^^
最後の天才! この言葉に魅かれますね^^ 見に行きたいですが・・・ちょっと無理かな。
by mimimomo (2015-10-27 18:11) 

侘び助

無心の小学生のころは結構張り出されることがありましたが
巧く書きたいと欲が出て、中学頃からはすっかり駄目に
定年後水彩画クラブに行きましたが、全然ダメ~~
成れの果てはアートフラワーに これは20年続いています(^-^)”
by 侘び助 (2015-10-27 20:41) 

gillman

あの時代に本当にすごいですね。
by gillman (2015-10-28 16:19) 

いろは

こんにちは^^
お恥ずかしいことに「五姓田義松」さんは初めてお聞きする名前でして...
1855年生まれの方が、英国の報道画家に10歳の頃より師事というのも
凄いことだと思います。
恵まれた環境に育った方なのでしょうね^^
展覧会で刺激を受けるって素敵なことですね♪
by いろは (2015-10-28 16:50) 

ponnta1351

お恥ずかしい!初めて知りました。
最後の天才、それを聞くだけでも凄い人なんだろうな、なんて思いますが。
by ponnta1351 (2015-10-28 17:14) 

いろは

こんにちは^^
先程CDを買ってまいりました。
コヒーを飲みながら...などと思っていたのですが、昼食を済ませてすぐ
聴いてみたくなり、いま聴き終わったところです^^
初めて聴く曲もありましたが、やはり「蝶々夫人」は馴染みもあるためか、情景も浮かび上がってきて、とても感動しました!
「オードリー・ヘップパーン」に魅了されて、ダイエットをしたとの事
何か微笑ましく思いました。取り急ぎご報告まで。

by いろは (2015-10-30 14:59) 

deko

わたしも見に行きました!
新聞で紹介されてたので、
ちょっと見てこようと行ってみたんですが、
暗めの油絵しか作品は見たことがなかったので、
水彩画やスケッチの明るく生き生きとした作品に、
意外で、惹きこまれました。


by deko (2015-10-31 17:02) 

JF

日曜美術館で初めて知りました。
時代のせいで十分評価されなかったと聞き、凄く悔しいです。
展覧会、ぜひ観てみたいです。
by JF (2015-11-01 14:57) 

e-g-g

◎mimimomoさん
図録をよく読めば“最後の天才”の意味も分かるかと思いますが、
まだちゃんと読んでいなくて、、、
会場は「みなとみらい」にも近いです。
秋の一日、散策には良いかと。

◎侘び助さん
>巧く書きたい・・・
これが落とし穴ですね、私も経験がありまして、
いまだに人生最大の誤算と思っています。
でも、続けることが大事ですね。
アートフラワーの20年、凄いです。

◎gillmanさん
この画家の生きた時代は、
テレビの「花燃ゆ」や「朝が来た」と同じ時代なのだ、
そんなことを薄ぼんやりと思いながら見ていました。
四方八方に広がる花火のように、
さまざまな才能が飛び出した時代なのかもしれません。

◎いろはさん
新聞記事と友人に教えられるまで、私もまったく知りませんでした。
義松さんのお父さんも、それと兄弟にも絵描きさんはいたようです。
画家一家だったのでしょう、当時としてはかなり珍しい環境ですね。
この展覧会、興奮しました。でも、けっこう疲れます、、、

◎ponnta1351さん
ワタシもお恥ずかしい!!!知らない画家でした、、、
素直に見るだけで凄さがじわっと伝わってきました。
ほんとうは“最後の天才”といった惹句はいらないと思います。

◎いろはさん
その後も聴かれてますか〜?
カラスにはぐいぐいと引っ張り込まれますね、
で、あるときふっとカラスとは正反対の歌も聴いてみたい、
そんなことも感じたりします。

◎dekoさん
行きましたか!
私はまったく未知の画家でしたから、見るもの全てが新鮮でした。
ただ、点数が多すぎ、、、疲れました。

水彩画やスケッチなどにこそ画家の本質が現れるのでしょう。
ターナー展からも受けた感想です。
(そういう絵を描いているか?と自問、、、)

◎JFさん
友人からの知らせが無ければ見逃すところでした。
日曜美術館も見ていませんでしたし。

創作の評価は時代によって様々に変わると思います。
五姓田義松の場合は没後100年の時が必要だったのかもしれませんね。
もっと早くに日の目を見ていたら、
日本の絵画の流れも変わっていたのでは?
と、そんなことも想像してしまいました。

by e-g-g (2015-11-05 14:22) 

OJJ

五姓田義松・・・残念ながら存じませんでした。画壇の先駆者だったのですね~
by OJJ (2015-11-08 21:53) 

神奈川県博開館50周年記念プロジェクト 千葉

こんにちは、神奈川県立歴史博物館の千葉と申します。
貴ブログにて当館を取り上げていただき感謝申し上げます。
2017年、当館は前身の神奈川県立博物館の開館から50年目を迎えました。
それを記念し、現在当館では当館にまつわる思い出を募集しアーカイブしていく企画を実施しています。
もしよろしければ、こちらのブログの記事もアーカイブとして加えさせていただくことは出来ませんでしょうか。
また、アーカイブでは、当館に思い出をお持ちの方々がいらっしゃる場所を地図上におおまかに示し、どのような場所に「当館の思い出」が広がっているのかを可視化することを試みる予定です。
そのため投稿していただいた方がいらっしゃる場所の郵便番号を合わせてお知らせいただけると非常にありがたく存じます。
突然の不躾なご相談で大変恐縮ではありますが、何とぞご検討下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
http://ch.kanagawa-museum.jp/gyoji/50anniversary.html
kenpaku50th@kanagawa-museum.jp
by 神奈川県博開館50周年記念プロジェクト 千葉 (2017-04-02 21:56) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント