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鎌倉の海と“Becom Ocean” [日々の記録]

20160725_kamakura_kaigann.jpg

日曜日、ペダルを漕いで海辺の公園へ。
今どきにしては珍しい乾いた空気が気持ち良い。

場所は逗子マリーナ横の飯島公園、50歩も歩けば鎌倉。
そこについ最近サイクルステーションが出来た。
そのベンチの屋根が陽差しを遮ってくれる。
夏にはありがたい。

目の前には鎌倉の海越しに、由比ガ浜や材木座が見える。
ときおり風に乗って浜辺の賑わいも聞こえる(気がする)。
湖のように穏やかな海には、SUPがミズスマシのように浮かぶ。
ただ、水上バイクの爆音はちょっと気になるなぁ。

20160725_become_ocean.jpg

そんな海を眺めながら“Becom Ocean”を聴く。
作曲はジョン・ルーサー・アダムズ、初演は2013年シアトル。
要するにばりばりの現代曲だ。

海と音楽といえば、
反射的にドビュッシーの「海」を思い浮かべる。
飜って、この作品には「いちばん新しい海はこれだ!」、
素直にそう納得してしまうエネルギーが溢れている。

深い海の巨大な水圧を感じさせる重低音と、
合間に見え隠れ、いや聞こえ隠れする水中の微かな波動。
切れ目無く演奏される42分は、いわば深海へのひとときのトリップ。

この日のような静かな鎌倉の海とは、ミスマッチかもしれない。
でも、その目の前の海も遙か彼方は大海に繋がっている。
ときに台風でも来れば、何千マイルをも越えて大きなうねりがやってくる。
海辺はそんな生きた海を感じる入口なのだ。

作曲も指揮も演奏も、こんなに高度な表現が出来るのか、と驚くばかりだし、
なんといっても現代音楽だけあって、
気持ち良く心地良いサウンドが耳をくすぐるわけでもない。
でも、海や自然に潜んでいる力を、私たちはまだまだ表現し尽くしてはいない!
そんなふうに思わせてくれる音楽と思う。

こちらはYoutubeにアップされたもの。
映像と5.1サラウンドの組合せが望ましい、とのことだけど、
MP3に圧縮された音源でもそれなりに楽しめる。
できればしっかりとしたオーディオシステムで、
あるいは、ある程度のパフォーマンスを持ったイヤフォンでどうぞ。

ジョン・ルーサー・アダムズのサイト、ここでも聴けます。

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「すみわたらむ」日本画と木彫の二人展。 [絵の周辺と展覧会]

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ブログの記事を拝見して訪ねた作品展。
JFさん、ありがとうございました。

明と暗、粗と密、静と動、、、それらはどんな表現にも欠かせない対比の概念。
絵画などの視覚表現はもちろん、音楽でも言葉の世界でも欠かせない。
肝心なのは、お互いがお互いを引き立てる関係になっていること。
対立ではなく対比。

吸い込まれそうな水の波紋、そこに見える静かなエネルギーと情感。
静謐でありながら、はっきりと聞こえる水の音、
これは天内純子さんの日本画(というジャンルも気にならないけれど)。

時に肉感的にも見える木の持つ原始的な生命力、
木はこんなにも雄弁に命を語っているのだよ、
と、目の前に見せてくれる木彫作品。作者は古川葉子さん。

そのお二人の作品の対比が、五感を心地良く刺激する素敵な作品展だった。
心地良い海風が吹き抜ける会場の古民家スタジオも、うってつけの舞台装置だ。
畳に座って、出来ることなら寝そべって見たい、
そんな居心地の良さを感じる展示だった。
なにより「二人展」の意図・意味がはっきりと伝わってくる、これが良かった。

『すみわたらむ 天内純子×古川葉子 日本画・木彫二人展』
鎌倉は由比ガ浜大通りの「古民家スタジオ・イシワタリ」
http://ishiwatari.jimdo.com/
会期は10日(日)まで。
さほど暑くなかった昨日、訪ねて良かった。

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霧の朝、逗子・小坪港。 [水彩画とスケッチ]

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寒さが緩んだ春先のある日、濃い霧が逗子を覆った。
近所の丘も家並みも、乳白色の湿った空気の向こうに隠れたまま。
思い立って、小坪港の様子を見に行く。
濃霧のピークは逃してしまったが、
それでも、いつもとは違う白灰色の光景を見せてくれる。

海を仕事場にしている人々には迷惑な霧かもしれないが、
幻想的な光景はまるで映画のワンシーンのようだ。
晴れ上がった明るい空は気持ち良いが、
ときには、この朝のようなアンニュイなシーンも良いもの。

『霧の朝』
F6(40×31.5cm)ホワイトワトソン 水彩

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今ごろになって葉桜、鎌倉・光明寺。 [水彩画とスケッチ]

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霧雨に濡れながら、ポッポッと咲く紫陽花の花、
乳白色の光の中で控え目な薄紫が浮かぶ。

そんな時期に何とも季節はずれな桜の絵。
場所は鎌倉の材木座にある光明寺。
ここは桜の名所としてもよく知られていて、
年季の入った木々に咲く桜は見応えがある。

が、今年はその見頃を外してしまい、
慌てて訪れた日(4月12日)は、すでに葉桜・・・
いつでも歩いても行ける距離、
その安心感がチャンスを逃したのかもしれない。

見たのも遅ければ、描くのも時期外れ、、、
来年は外さないようにしよう。

『鎌倉・光明寺の葉桜』 
F6(31.5×39.5cm) Montval CANSON 水彩

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逗子、田越川の桜。 [水彩画とスケッチ]

20160417_tagoegawa_sakura.jpg

今年はソメイヨシノの見頃を逃した。
ぐずぐずしているうちに、あっという間に散ってしまった。
ま、諸般の事情というのもあるわけで、これも致し方ない。

絵は4月1日の逗子市内の田越川。
葉桜一歩手前の光景をちょっと満開に戻す。
これは絵の特権なり。

『逗子・田越川の桜』 F4変形・水彩

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高校美術部OB展の出品作品 [水彩画とスケッチ]

ponntaさんから出品作品のアップを、とコメントを頂き、
また記録のためとも考え、まとめました。
過去記事で掲載したものばかりです。

*第17回 南期会展 2016年3月22日〜28日 横浜・吉野町プラザ

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「春」(逗子の山桜)F6

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「夏」(鎌倉、比企が谷・妙本寺のノウゼンカズラ)F6

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「秋」(鎌倉、比企が谷・妙本寺)F6

20151217_kaizoji_koyo.jpg

「秋」(鎌倉、扇ガ谷・海蔵寺)F6

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「Super Moon / Sep.2015」

20160130_jinmuji_yakushido.jpg

「冬」(逗子、神武寺)F6

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高校美術部のOB展・2016 [日々の記録]

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高校美術部OBの合同展が昨日から始まった。
逗子、鎌倉の四季を描いた水彩画を6点、出品。
海を描いた絵が無く、並べてみるとやはりひとつくらい海が欲しかった。

この美術部に籍を置いていたのは、もう半世紀近くも昔のこと、
実にノンビリとしておおらかな部活だった。
そのときの顧問の先生を中心に年に一度の展覧会である。
かつて都合十年ほど顧問をされていた先生も、昨年には米寿を迎えられた。
その先生のもと美術部に在席していた生徒たち、今回は20名が参加、
平均年齢は69.8歳、ワタシはまだ若い、、、
ともかく、みな60代から70代、なんとも時は流れる。

第17回 南期会展
*横浜・吉野町市民プラザ
 横浜市南区吉野町5-26
 地下鉄ブルーライン吉野町駅より徒歩3分 京急・南太田駅より徒歩5分
*3月22日〜3月28日 10:00〜18:00 最終日は〜16:00
 (私は24日から28日までの午後、会場に居ます)

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鎌倉妙本寺、最後の紅葉。 [水彩画とスケッチ]

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スマートフォンに桜の開花情報が届く。
お節介だなぁと思いつつ、つい見てしまう。

そんな時節に紅葉の絵とは、、、
この1月9日、鎌倉は妙本寺に残った数少ない楓のひとつ。
この一本と鐘楼近くの数本が、年を越してもまだ色づいていた。
日当たりの加減か、それとも個体差なのか、とにかく遅い出番だ。
それでもこの楓にとっては大事な季節の営みである。
来年は、いや今年はもっと早く染まった方が、みんな見てくれるよ。

今月下旬に、高校美術部のOB展がある。
それまでに春を描こうと思っていたのに、
そうなのだ、お正月の頃はたしかに硬い決意を持っていたはずなのに、
このままではすぐに夏になってしまう。

『鎌倉妙本寺、最後の紅葉』
F6(40×31cm)水彩
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描いて忘れない。 [水彩画とスケッチ]

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もう6年も前にたまたま見かけた猫、場所は目黒の林試の森公園。
冬の日差しを浴びながらほんとうにいい顔だった。
いまでも、その表情をはっきりと思い出せる。

散歩の途中で猫に出会えば、ときにカメラを向けることもあるが、
どうも「撮った表情」は直に忘れてしまう(私の場合、その傾向が強い)。
写真も絵も、どちらも見ることが始まりだが、
その記憶の因子は、脳内の微妙に違う場所に刻まれるのかもしれない。

6年前にもアップした絵。またかとは思うけれど、ふと思い出したので。

F6(39.5×30.5cm)コットマン・水彩
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逗子、神武寺薬師堂。 [水彩画とスケッチ]

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逗子市の東部に位置する神武寺の海抜は約80メートルほど。
同じ逗子の西の端にある披露山の展望台よりも低く、
例えば横浜のランドマークタワーなら、その20階にも満たない。
ではあるが、参道を登りつめ辿りついて目にする光景には、
その数字が信じられないほどに深山の趣がある。

お正月の四日、春のような陽差しに誘われて神武寺に向かう。
駅(JR東逗子)からの徒歩コースは約900メートル、
この絵の薬師堂から300メートルも離れていないところには、
高速道路(横浜横須賀道路)も走っている。
なのに、下界の喧噪に呑み込まれることもなく実に静かに佇んでいる。
しかも724年の創建というから、
かれこれ1300年ものあいだこの地にあったことに驚かされる。
もちろん、鐘楼や桜門など江戸時代の建物も多いが、
神武寺としてはずっとここにあったわけである。

さて、この神武寺、
近くの鷹取山は小学校の遠足で登った記憶はあるが、このお寺へは来ていない。
でも、その「じんむじ」という名前の響きは、
どういうわけか、幼い脳の片隅にインプットされていた。
どこか威厳があって、ちょっと怖そうな「じんむじ」という響き。

その(私にとっては)ちょっと厳粛なイメージを持つ神武寺を味わってきた。

『逗子、神武寺の薬師堂』
F6(40×31cm)水彩

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